転職活動が成功するまでの間、つなぎの仕事を探しているなら、絶対にバイトを選んではいけません。
派遣就業をしたことをない人は、意外と知らないことが多いですが、バイトと派遣社員の労働環境というのは、労働者側からしたらほとんど変わりません。
しかしながら、雇用側との間に派遣会社が入っていることにより、派遣社員は時給面で大きく厚遇される傾向にあります。
どちらにしても時給制での仕事を探しているなら、アルバイトではなく、派遣です。
今回は、その派遣でつなぎの仕事を探す上で、転職に成功する人がどういうポイントを見ているのかをご紹介していきます。
目次
収入源が確保できることで、慎重に就職先を選べる
正社員就業を目指しての転職活動中に最も頭を悩ませるのは、生活費の確保です。
前の仕事を辞める前から探しているなら良いですが、なかなか退職のタイミングと次の就業先での始業タイミングが上手く合わせられることばかりではありません。
そうなると選択肢としては、貯金、失業保険、副業収入、様々な選択肢がありますが、これらも一時しのぎの手段でしかなく、いずれジリ貧となるのは目に見えています。
貯金が底をつくから妥協して、当初の希望とは異なる就業先を選ばざるを得なかったということだけは何としても避けたいですよね。
つまり就活が長期化する場合、落ち着いて冷静に就業先を決めるには、平行してつなぎの仕事を持てるかどうかは大きなポイントになります。
あくまで重要なのは、当初のあなたが転職しようという決意をした理由です。
貯金や、生活費云々というので、望まない職場を選んでしまうということは、更なる不満の原因を生じさせる恐れを持っています。
資本主義社会において、キャッシュフローの確立が重要なのと同じくらい、転職活動においては、固定収入源の確保が重要です。
何より気持ちの余裕が違います。
就職先決定後に退職しやすい派遣先の選定ができている
もう一度言いますが、あなたの最も大きな目的は正社員での転職です。
万が一の話、転職先が決まっても、つなぎの仕事で入った派遣の仕事の契約期間内であったために、退職がスムーズにできず、次回の就業先に影響を与えてしまうようでは本末転倒です。
実際に、少人数で営業している部署の営業職などであれば、過度に執拗な引き留めが行われる例もあるため、いざというときになかなか辞められないという可能性は払拭しきれません。
つなぎえの派遣就業を考えているのであれば、就業先が決まってからのスケジュール調整を行いやすい職場選びは必須事項であるとも言えます。
ちなみにおすすめは、「受信系コールセンターの大規模デスク」です。
コールセンターの大規模デスクというのは、最大で数十人、数百人というオペレーターが就業しています。
そのため、退職時のリテンション(引き留め行為)が他業種に比べ、圧倒的に軽いという特徴を持っています。
また心持ちとしても、周りに何百人も同じ仕事をしている人間がいる中でなら、辞めるときも後ろ髪引かれる思いをすることもあまりないでしょう。
良くも悪いもドライな環境の職場であることが多いです。
ちなみに、本当にそんなに簡単に辞められる職場が存在するなんて、にわかには信じられないという場合は「SV経験者が自信を持って教える、コールセンターの正しい辞め方!」をご覧になるのが一番だと思います。
本当に辞められます。
面接のための日程調整ができるようシフト制の職場を選んでいる
肝心の面接予定日に、「つなぎでやっていた派遣の仕事に出勤しなければならない」では、いつまでたっても正社員就業は決まらないでしょう。
つなぎで仕事をするなら、雇用形態に関わらず、シフト制で働くことは必須事項ではないでしょうか。
または、欠勤しても迷惑がかからないというような稀有な職場を探すほかありません。
ちなみに、シフト制で探すなら、事務の仕事よりはコールセンターの方が選択肢が多いです。
また大規模コールセンターの場合、オペレーターが相当数在籍しているため、欠勤に対して他業種一般とは比較にならないほど、そのハードルが低いです。
当日の朝電話一本で欠勤が受け付けられ、その翌日の出勤にほとんど響くことはありません。
というのも、人数があまりに多過ぎて、毎日同じ上司と話す機会もなければ、デスク側でも全員がオペレーターの勤怠状況を把握しているわけではないので、面接の度に欠勤することで後ろめたい気持ちを抱えにくいのです。
コールセンターにおけるシフト制の適用範囲については、「コールセンターで“シフトの融通”はどの程度まできくのか?」で詳しく解説しているため、こちらも参考にしてみて下さい。
つなぎの仕事という意識を忘れず、ずるずる長居しない
最初はしっかりと高い意識を持ってはいても、つなぎとは言え、別の仕事を始めてしまったら、派遣は派遣で居心地が良かったりするので、ずるずる何年も続けてしまうということがあります。
だから「つなぎ」の仕事はしない方が良いという人も世の中にはいますが、それはあくまであなたの気の持ちようです。
ただ、一定のコツというものもなくはないです。
その一つは、週当たりの労働時間を減らして、達成感や満足感、あるいは疲労感をなるべく少なく抑えることです。
ずるずる続けてしまう原因は、つなぎの仕事で疲れすぎて、家に帰ってから就職活動のための準備や手配が滞ってしまうという点にあります。
そのため、週に3日、4日程度の勤務の派遣先を探してしまえば、ある程度のリスクを低減させることが可能です。
気持ちの問題というのは多くの場合、精神力や意志が弱いというよりは、環境を設計できるかどうかにかかっています。
もしあなたが他の事情などから、ずるずる辞められなさそうな未来が見えてしまうようであれば、短時間勤務や週当たりの労働日数が少ない派遣先を選ぶことが、転職成功のためにはおすすめです。
派遣サイトの活用が上手く、本業の転職活動の方に支障を出さない
冒頭でもお伝えした通り、つなぎの仕事を探すなら、バイトより派遣をおすすめする理由の一つです。
派遣会社は、担当エージェントが面接の申し込みや諸々の手配をしてくれるため、つなぎの仕事探しに消費する時間を圧倒的に縮めることが可能です。
アルバイトのための志望動機を考えたり、面接の予約をしたり、面倒なこと費やす時間があるなら、少しでもその時間を本業の転職活動の方に回した方が合理的です。
転職活動を成功させる人ほど、この辺りの時短テク、合理性の伴った選択をしている傾向にあります。
煩雑な作業は全て派遣エージェントに任せ、さくっとコールセンターに入ってしまいましょう。
まとめ)受信系コールセンターの大規模デスクを狙うのが、大正解!
以上が「最適解!転職中に派遣でつなぎの仕事を探して成功する人5つの特徴」でしたが、いかがでしたでしょうか?
結論としては、おすすめは圧倒的に受信系コールセンターの大規模デスクです。
しつこいようですが、つなぎで派遣の仕事を探しているなら、自信を持って間違いのない選択と言えます。