あなたは社会的に重宝されるような特殊なスキルを現在持っていますか?
もし持っていて、無職なら、それを元にすれば
好きなところに就職ができるでしょう。プログラミング、語学、医師免許でもなんでも構いません。
しかし、実際にはそういった資格などを持っていない人の方が大多数です。
そういった場合はどうすればいいか?
結論から言えば、最も簡単な脱無職の方法は、派遣就業です。
派遣社員として仕事を始めるのは、他のいかなる雇用形態で仕事を始めるよりも難易度が低いからです。信じられないかもしれませんが、同じようなシフト条件で同じような仕事をやっているアルバイトよりも、給料だけは高いにも関わらず、ろくに面接もやらずにとにかく大量させているという企業がたくさんあります。
今回はその仕組みと、特におすすめの業種についてご紹介していきます。
目次
本当に派遣会社に登録すれば、脱無職できるのか?
もちろん絶対ということはありません。
しかし、もし私の家族が脱無職を目指している者がいたら、確実に「派遣会社に登録」するように勧めます。
職歴を持たない人間や、長い空白期間を持つ人間が、いきなりアルバイトの募集に応募して、履歴書を埋めて面接をして、というのは苦労の割に失敗も少なくありません。意外とコンビニバイトの募集などでも、人間性云々というより、その店長が気に入るかどうかが基準だったりするので、とんでもない理由で不採用になることもあるからです。
あなたが無職となった背景にもよりますが、もしそれを後ろめたく思っているなら、根掘り葉掘り聞かれるような面接は少々荷が重いとも言えます。
それに比べると、派遣社員の場合、面接の度に詳細な履歴書を用意したり、応募のために自分で電話を架けたりという煩雑な工程を必要としません。
そればかりか、企業によっては面接を設けていないところさえあります。
というのも、一部のコールセンターなど大量に要員が必要なビジネスモデルを採用している企業では、とにかく働いてくれる人材が必要なため、まずは入社させて研修を通して育成し、どうしてもだめなら数カ月後に契約更新をしないというような考え方をします。
これだけでも、当初の目的である「脱無職」は達成できたことになります。
派遣会社への登録自体に何らかのハードルは存在しないのか?
事実上ほぼ存在しないに等しいと言って良いでしょう。
まず第一に、料金は完全無料です。課金制度を持つ派遣転職サイトというのも正直聞いたことがありません。エージェントが面接準備も全てセッティングしてくれる上、一切料金は取られないんです。
なぜなら、その料金は就業先の会社が負担するからです。契約によって、紹介料という形で就業が決まったら支払ったり、人件費が通常の二倍で半分を派遣会社に納めたり、様々です。とにかく企業同士でお金のやり取りや面倒な手続きを済ませ、労働者にその負担をさせないという仕組みづくりが行われています。
第二に、派遣会社への登録自体は、WEBで行うなら数十分程度で済みます。最も手軽なのはアデコで、WEB登録の後、電話面談だけで一切派遣会社へ出向かずに、仕事の紹介を受けることができるようになります。
つまり、地方に住んでたとしても地理的条件に捕らわれず、派遣登録までをこなすことができるのです。
だからこそ、派遣会社への登録をするときには、複数社の登録を一度にすることをおすすめします。
登録することに過度に面倒な手続きも無ければ、厳しい審査等もないため、とにかく複数社で登録しておいて、その中で最も条件の良い仕事を紹介してくれた派遣会社を選ぶというのが王道です。
おすすめすはコールセンター
派遣会社に希望就業先の条件を伝えて、それにぴったりの職場が存在すれば、そこに行ってみるのが一番良いです。面接がなければラッキーですし、あるならきちんと準備をしていきましょう。
しかし希望の事務職や営業職ではなかなか、紹介を受けられる企業がないという場合もあります。理由はあなたの職歴か、近隣地域で募集求人が少ないのか、時期の問題で少ないのか様々ですが、とにかくそういった場合もあります。
派遣会社に登録した限りは、すぐに仕事を始めたいというのが人情です。他人都合で就業開始が遅れるのは好ましくありません。もちろん自分の納得のいく求人が現れるまで待ってみるというでもいいですが、それがいつ現われるのかは誰にもわかりません。
それならいっそ、大規模採用をしていて、ある程度の給与水準で、面接基準を低いか、全く面接をしていない職種を選ぶことをおすすめします。
最も代表的なのがコールセンターです。
コールセンターの特徴の一つは、大量にオペレーターを採用して、充実した研修を施すことで実践レベルまで高めて現場に放流するというシステムを持っています。それが未経験でも採用される数が圧倒的に多い理由です。
もしあなたがコールセンターなんて、全く興味がないし、自分にはできそうにないと思ったとしても、脱無職の一歩としてのコールセンターは決して悪い選択ではありません。他業種に比べて、給与水準も高いです。
そして全く職歴を持たないなら、数カ月でも働いた実績を持っている方が、その後の職探しが楽になることは間違いありません。
派遣就業によるデメリットは?
当然ながら正社員就業に比べたら、給与水準も低ければ、職も生活も安定するとは言い難いです。
しかしながら、無職のままでいることや、アルバイト契約を選ぶよりは、確実に賢い選択であるとも言えます。とにかく重要なことは、前進することです。
そして前進するにあたっての最初の一歩はできるだけ簡単で、次に繋がりやすいのに越したことはありません。先ほどもお伝えした通り、難易度としてはアルバイトを探すよりも、実は派遣会社に探してもらったほうが簡単なのです。
確実に脱無職をするためには、確実な方法を選ばなくてはなりません。
確実さの定義とは、再現性の高さです。あなたとは別の誰かが、アルバイトを始めたとか、就職活動に成功した情報というのは、あなたにとってどれだけ有益でしょうか?
誰かの真似をして、イチかバチかを試してみるのではなく、完成されたノウハウを持っているプロに任せて、最初の一歩を進めた上であれこれ考えてみても遅くはありません。
大手の派遣会社が持つノウハウは、巷の成功談を自分でも実践してみるのとはわけが違います。
まとめ)現実味の薄い成功談を信じないこと!
以上が「【驚愕】脱無職するためのたった一つの冴えたやり方」でしたが、いかがでしたでしょうか?
いま現在、無職であるというのは、たしかに就職活動をするにあたって有利な条件になるとは言い難いです。
だからこそ、いきなりホームランを狙うのではなく、本当は球を前に出すことを意識していくことが重要です。
世の中には、とんでもない成功談が数多くありますが、それは誰にでもできることではありません。スキルや学歴を持たず、無職の期間が長いなら、試すべきはそういった博打性が高いものではなく、再現性の高い方法です。そしてそれが派遣会社に登録して、担当エージェントに任せるということです。
脱無職の第一歩は、どこでもいいので、まずはどこかに就業先を見つけるということです。