どうしても今のコールセンターデスクに我慢できないという経験はあっても、バックレたという経験は誰にでもあるものではありません。
コールセンターはバックレる派遣オペレーターに対して、少し他業種とは異なる対処をします。
そのため、いざバックレるには押さえておくべきポイントがあります。
今回はそのコツと、実際にバックレたときにどんなことが起きるのかというのをご紹介していきます。
目次
入門証を返さないと、絶対に後から揉めるので注意すること!
規模が大きくなればなるほど、多数のオペレーターが執務室を出入りすることになるため、機密情報維持の観点から、コールセンターデスクはオフィスビルをテナントするという選択を取ります。
そうすると、ビル内に入るには、「入門証」と呼ばれるカードを専用の機械に認証させないと、入館することができなくなります。
そしてバックレるにあたって、最も曲者となる存在がこの「入門証」です。
コールセンターはこの「入門証」を非常に重要視します。
というのも当然の話で、この入門証が第三者の手に入ってしまうと、デスクに見知らぬ人間が入ってきて、機密情報の漏洩される恐れがあるからです。
そのため、四半期ごとの「入門証」の紛失件数は、センター長などの課長クラスの人事評価に影響するため、SVなどの管理者は非常にに強く言いつけられています。
飲み会でカバンを失くしたら、居酒屋に電話もするし、近隣の警察所に届いていないかの確認はもちろんのこと、本人を出向かせて紛失届の提出までさせます。
それだけ大きなコンプライアンス意識を傾注する対象となっている「入門証」ですから、持ったままバックレたとなったら、必ずしつこく追跡してきて返還を要求してきます。
仕事をバックレことはある種仕方がないことで、それはあなただけの責任ではないとさえ思いますが、コールセンターの「入門証」だけは間違っても帰りの駅のごみ箱に捨てたりしないように気を付けましょう。
コールセンターのバックレで面倒事になる理由は、ほとんどが「入門証」の返還に関わる問題です。
いつコールセンター派遣は‘いつ’バックレるのが正解か?
正直なところ、バックレるのに適切なタイミングというのを考える必要はありません。
もしあなたが研修を受けている途中なら、終わってからの方が良いとは思いますが、そうではないのなら、別にいつバックレても構いません。
次の仕事が決まったタイミングでも良いし、クレームを取った後で嫌になってそのまま昼休みに行く振りをして帰っても良いし、ある朝いきなり決心してバックレるのも全然アリだと思います。
実際に私がコールセンターでSV経験をする中でも、上記のような例は全て存在していました。
コールセンターのオペレーターというのは、デスク人数が多いことで気が楽になるので、実に多様なタイミングで辞めていきますし、その中の何割かは黙ってバックレます。
おかしな話かもしれませんが、大所帯のデスクというのはオペレーターのバックレに慣れっこになっているので、タイミングなんて気にする必要ないというのが私の意見です。
それに辞めるタイミングを気にするくらいなら、そもそもバックレるのではなくて、電話で辞めたい旨を伝えるという方法を取った方が良いような気もします。
結論としては、バックレたいと思ったそのときが、バックレるのに適したタイミングです。
バックレたらまず最初にやること!
バックレて最初にやることは、デスク宛てに「入門証」を送り返すことです。
これで厄介事の9割は避けられると言っても過言ではありません。
その後で退職書類やら何やらが届くこともありますが、そういったものは極論を言えば、現実問題として、書かなければどうにかなるといった種類のものではありません。
デスクの住所がわからなければ、Google検索をしましょう。
それでもわからなければ、派遣会社宛てに送りましょう。
手紙を添付する必要はありません。
もしどうしても気が咎めるなら、何か一筆書いても構いませんが、カードの情報から、誰のものかは調べればすぐにわかるので、必須条件ではありません。
そもそも、バックレたらどうなるのか?
バックレたらどうなるか?
まずはとんでもない数の電話がかかってくることを覚悟しなければなりません。
親元の住所や電話番号を緊急連絡先として登録している場合は、親にも電話が行くことになります。
期間の目安としては、およそ一週間から一ヶ月程度、それからまた日にちを置いて契約期間間際にまた何度かかかってくるという流れになります。
留守番電話サービスを利用している場合は、ほぼ毎回留守録にも吹き込みがあります。
「●●株式会社の誰々です。留守録を聞いたら折り返しご連絡を下さい」とか、そういった内容ですね。
では、電話に出たらどうなるのか?
これは派遣会社からの電話か、就業先のコールセンターデスクかにもよりますが、ちょっとだけ怒られることが多いように思います。
どうしても相手も人間ですから、自分たちの工数のことを思うと感情的になってしまうのです。
ただ賢い人間だったりしたら、冷静に諭しつつ、来れないなら来れないで入門証の送付返却をして欲しいとか、退職書類を送るので記入の上返送し欲しいとか、そういった事務的なことを話してくれます。
どうしても鬱陶しいなら電話に出ても良いと思いますが、わざわざ口論をしたくないなら、着信拒否にして「入門証」だけ送付しておくという手もありだと思います。
「入門証」を返していないと、就業先のコールセンターデスクから社員があなたの家に訪問してくることがあります。
バックレた後、次の職探しはどうするべきか?
当然、同じ派遣会社を利用しての職探しは、数年の間は非常に困難であると考えておいた方が良いでしょう。
別の派遣会社で仕事を探すにあたっても、以前の職場をバックレたとも言わないようにしましょう。
退職理由としては、「給与面を中心に待遇アップを狙って転職を決意した」とかいう程度に留めておくのが望ましいと言えます。
ちなみに、もし次に仕事を探したいのなら、すぐに見つかりやすく、また比較的時給も高い派遣社員でのオフィスワークがおすすめです。
コールセンターほど、覚えることは多くなく、時給も程よく高い傾向にあります。ただ、現在すでに派遣社員として就業中なら、同じ派遣会社から別の就業先を紹介してもらえることはないので、派遣会社の乗り換えが必要になります。
派遣会社もたくさんあり、選ぶのが大変ですが、ひとまずは最大手でオフィス系求人を数多く抱えている「テンプスタッフ」に登録しておけば間違い無いです。
もしいまも、コールセンターの研修のことで悩んでいるのであれば、登録して候補の絞り込みだけでもしておいて損はないでしょう。少なくとも、心の安定と未来への展望は生まれます。
まとめ)正しいコールセンターの入社方法もあれば、正しいバックレ方もまた存在する
以上が「日本一役に立つ、コールセンター派遣のバックレ指南!」でしたが、いかがでしたでしょうか?
コールセンターのバックレには、少しだけコツというか、押さえておかなければいけないポイントがあります。
「入門証」もその一つですね。
とにかく重要なのは、自分の心を殺してまで我慢して働き続けなければならない理由なんてどこにもないということです。
コツを掴んだら、我慢しない人生を選んでください。
ちなみに、次の仕事に迷っているなら、コールセンターを辞めた後に人気の仕事がリゾートバイトです。
「リゾバ」という略語を聞いたことがある人もいるかもしれません。
リゾート地で、衣食住に困ることながら、自分自身も遊び、楽しみながら働き、お金も貯めることができるという夢のようなライフハックがあるのです。
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を選ぶことをオススメします。