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【徹底解説】コールセンターSV派遣の就業実態とその待遇!

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コールセンターSVの派遣求人を見たことはありますか?

意外とSV職も派遣で募集しているデスクは結構あったりします。

しかし、普通SVと言えば、内部昇格か、新卒または中途採用が基本です。

そこで今回は、派遣SVの実態とその待遇を取り巻く謎を解き明かしながら、本当のところをあなたにご紹介していきたいと思います。

所要時間は5分です。

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コールセンターの派遣SVといっても、たいていは直雇用前提

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コールセンターの組織図で言えば、オペレーターやリーダー・ポジションまでは非正規雇用ですが、SVから正社員というところがほとんどです。

そのため、SVとして派遣先企業で就業するなら、半年間の派遣雇用の後、正社員での雇い入れを行うというのが求人条件では多数を占めます。

ただ中には派遣雇用のSVを状態的に雇用しているデスクや、直雇用での雇い入れ時に正社員ではなく契約社員として入社させる企業もあります。

 

理由としては、契約社員オペレーターの契約更新や、派遣社員オペレーターの契約管理業務を行うため、SV自身がある程度裁量を持つためには、直雇用でなくてはならないからです。

逆に考えれば、直雇用前提ではない派遣求人の場合は、業務内容が非常に限られていたり、名前だけはSVポジションでも、実際にはリーダー業務と呼ばれるようなクレーム専任担当としての業務が中心になる可能性があるため、注意が必要です。

 

いきなり正社員SVで中途採用を受けるのではなく、派遣SVとしてスタートするメリットとしては、選択肢が広がることです。

正社員募集の場合、履歴書や詳細な職務経歴書が必要とされますが、派遣雇用の場合だと、そういった面倒部分は派遣会社が肩代わりしてくれます。

また、派遣社員スタートの方が、企業側としてもだめなら直雇用雇い入れしなければ良いという気楽さから、正社員だと入社できないところでも、入社できるチャンスがあります。

 

業界でのSV経験は絶対に必要なのか?

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あるに越したことはありませんが、全くの業界未経験だと厳しいというのが実情です。

必要とされる経験は、大きく分けて三種類のタイプに分かれます。

その①:コールセンター勤務経験、または取り扱う商材での業界経験
その②: 店長業務やマネジメント業務経験
その③:コールセンターSV経験

 

給与面で言うと、傾向的に①が三つのうち最も低く、③が最も高いです。

①の「取り扱う商材での業界経験」というのは、例えば化粧品のコールセンターだったとしたら、デパートの化粧品販売店での勤務経験を持っているような場合のことを指します

商材や、市場全般の知識、業界の慣例等を知っていれば、SV業務で活きることは多いため、コールセンター未経験でも採用するデスクは多いです。

 

反対に③の「コールセンターSV経験」がある場合なら、採用可能性は非常に高いと言えます。

普通コールセンターSVを雇用するには、二つの方法があります。

一つは新卒で入社させて総合職として実務を覚えてもらうパターン、もう一つはオペレーターで入社した非正規雇用社員がスキルアップしてSVに昇格するパターンです。

コールセンターを梯子するSVは絶対数が少ないので、SV経験者が入社してくることは非常に稀だと言えます。

 

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必要とされる業務スキルはどういったもの?

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コールセンターのSV業務で必要とされるスキルというのは、最低限のWord、Excelスキル程度のものです。

Excelについては、集計作業などを通して、実績状況を分析することが多いのでVLOOKUPを使えるのはポイントが高いです。

しかし、そういった何ができる/できない、というよりは、実際の業務に慣れることができるかどうかの方が重要視される傾向が強いです。

 

というのも、一般的なSV業務というのは、既存の資格やスキルを持っているからといって必ずしも務まるとは言い切れないからです。

 

例えば、代表的なSV業務というのは下記のような運営関連のものになります。

・コール数の集計をはじめとした数値管理
・シフト作成とその管理
・研修やモニタリングを通してオペレーターの育成
・日報などの報告書作成
・クライアントや他社社員との打ち合わせ

 

これらは、スキルがどうこうという問題ではありませんが、かといって、やっているうちに誰でも一定水準以上のレベルに到達するというものでもありません。

この微妙なラインをあなたが越えられることを、面接担当者に納得させることさえできれば、あなたが採用される可能性はぐっと高まります。

 

時給はいくら貰えるのか?

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時給相場は、都心部でおよそ1600円~2000円程度と考えるのが良いでしょう。

そこから正社員雇い入れになるのであれば残業代込みで年収400万円程度、契約社員なら役職手当が毎月1万円程度貰えるのが業界の慣例となっています。

 

参考
残業代については、企業ごとによるので一概に言えませんが、業界単位で見た場合、SVでも平社員なら全額支払われるのがスタンダードです。
ただし、マネージャー職(係長程度)等の役職が付くにしたがって、実質サビ残扱いになっている企業はまだまだあります。

 

シニア層にもチャンスはあるのか?

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コールセンターの規模は様々で、大きなところから小さなところまであります。

ただ大規模のコールセンターというのは、統括するオペレーターの数が多いため、中には中高年の経験豊富な人材をSVとして登用したいという派遣先も存在します

特に、若年層のSVはExcelの使い方を知らなかったり、労働基準法についてほとんど知識を持っていなかったりするため、そういった会社組織の基本的なポイントを押さえている方であれば、業界未経験でも採用されることチャンスはあると言えるでしょう。

また、SVの業務内容の中では、オペレーターとの面談をする機会が非常に多いため、ある程度年かさを持つ人間の方が、好都合に働くケースもあるので、他業種に比べるとこれまでの人生経験を活かしやすいかもしれません。

 

まとめ)ぶっちゃけ、オペレーターから内部昇格を狙うよりは、未経験可のSV求人を探す方がコスパ良

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以上が「【徹底解説】コールセンターSV派遣の就業実態とその待遇!」でしたが、いかがでしたでしょうか?

もしあなたが現在、コールセンターでのSV就業を考えているなら、正直なところ、オペレーターから初めてキャリアアップを狙っていくよりは、いきなりSVで雇用してくれるところを探したほうがコスパは良いと言えます

これは未経験の場合でも、現在オペレーターをしている場合でも同じです。

コツコツ実績を積み上げていくことも重要なことではありますが、もし可能であるなら、SV募集の求人で良いものを見つけたら逃さないようにすることもまた大切なことではないでしょうか。

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