どうせ働くなら、楽しく働きたい!
多かれ少なかれ、誰でも楽しい環境で働きたいというのが、人間として正直な気持ちではないでしょうか?
今回は、派遣社員としてコールセンターに入社し、SV登用を受けた私が、その中で楽しいと感じた瞬間、楽しくないと感じた瞬間をそれぞれ紹介していきます。
目次
コールセンターが楽しいのは、お客様から感謝をされること
飲食店などの対面式サービスよりも腰を据えてお話をすることが多いのが、コールセンターの特徴の一つです。
また自分でインターネットで調べる環境を持っていない人や、他の窓口で解決できなかった問題を相談するために、お客様はコールセンターに電話をかけます。
だからこそ、上手く話がまとまったときには、非常に感謝されます。飲食店勤務などで耳にするような種類のものとは明らかに異なる、「自分の不安を解消してくれてありがとう」という心からの感謝です。
取り扱う商材によっては高齢者からの入電も多く、そういった方の喜びの声を聞き、感謝してもらえるというのは、疲れも飛ぶような嬉しさがあります。
規模が大きいため、交友関係が広がる
役者、声優、音楽活動、タレント活動をしている方もいます。
シフトに融通がきき、従業員数が数百名規模ということも珍しいので、普通のアルバイトの給料では生活水準が低すぎて困るけれども、正規雇用者ほどたくさんは働けないというような事情を持った方は、長くコールセンターに定着します。
副業を持っていたり、夢の実現のためにコールセンターでの就業を選ぶ人というのは、またそれぞれの価値観やものの見方を持っているため、知見や交友関係が大きく広がります。
人脈と言い換えても良いでしょう。
仲良くなって一緒に飲みに行った先で、仕事の誘いを受けたり、また全然別業種の知り合いができたりと、刺激的なことがたくさん生まれたりします。
コールセンター自体がもともと一日を通して、ずっと忙しいというような業態ではないため、電話が来ない間に少しずつ話すことで、気の合う友人とはすぐに仲良くなれる環境があります。
それから社内恋愛が多いのも、コールセンターの特徴の一つかもしれません。
先にお伝えした通り、人数規模が多い上に男女比率に偏りが少なく、独身者が多いため、カップルの成立が頻繁にあります。
研修時に仲良くなるパターン、隣同士に座って仕事をするようになって気付いたら恋が芽生えているパターン、上司相手に仕事の相談をしているつもりがいつの間にか恋愛感情が生まれているパターン等、本当に様々です。
特にイベント前の駆け込み成立の多さといったら、毎年驚くような数になります。
電話対応のスキルアップ
ビジネスマナーや、信頼を勝ち得る話し方ができるようになります。
よく言われる「質問力」といいうような、ヒアリングをして、相手の不安点や疑問点を洗い出していくような力が身に付くのです。
初めのうちこそ、おぼつかないよう
なコミュニケーションのやり取りが続いたりすることもありますが、研修期間中に学んだことが、日を追うとともに少しずつ自分のものにしていく感覚というのは、他に代えがたい喜びです。
着実に自分が成長していっているという実感が得られます。
電話一本ごとに、感謝の数が増えたり、相談される中身の深さが変わっていくのを肌で感じることになるのです。
コールセンターの最も楽しむのに苦慮するのは、クレーム対応の瞬間
個人的には、クレーム対応をする経験というのはある意味貴重だと思います。
人生でクレーム対応をすることって、いったい何回あるのでしょう?
拝聴、感情処理、事情説明、代替え案提示、こういったクレーム処理のための論法を人生のある時期に集中して覚えることは、最終的にはあなたの人生を豊かにします。
最初こそ楽しくない瞬間かもしれませんが、自分のスキルを向上させるためと思えば、辛い時期なんて一瞬のうちに過ぎて行ってくれます。
またクレーム対応が上手になると、オペレーターを卒業してクレーム専任担当として昇給(昇格)を受けられる場合もあります。経済的に充実することで、よりモチベーションも高まりますし、ずっとオペレーター業務をやっているときに比べたら、トークスキルも飛躍的に上がっていきます。
さらに、別のコールセンターでクレーム専任担当をさらに高給で募集しているのを見つけたら、さっと転職することだってできるようになります。
お金が欲しくないなら別ですが、コールセンターで働く中でクレーム対応ができるかどうかというのは、最も貰えるお金の多寡にかかわるポイントでもあります。
マニュアル、商材知識の覚え込み作業が苦手
トークマニュアルや、商材に関する情報は導入研修時に、集中的に覚える必要があります。
最初の数週間ですが、座学形式の講義を毎日受けます。
そういった学校の授業のような雰囲気が好きな人にはいいですが、落ち着いて勉強するのが苦手な人にとっては辛い瞬間かもしれません。
ただし、その間も時給は発生するので、講師の話を聞くだけで働かなくてもお金が貰えると考えればそう悪い話でもないです。
そして研修といってもいくつかの段階があり、導入研修、本人確認研修、モニタリング研修、OJT研修等と、知識の定着度をチェックしつつ先に進んでいくような仕組みが用意されているので、一人で勉強したりするのが苦手な人も対応できるようなっています。
むしろ、勉強の進め方を覚えられてラッキーくらいに考えるのが良いでしょう。
もう一つのポイントとしては、研修期間中の研修生同士で恋愛関係に発展するパターンが最も多いことも付け加えておきます。
つまり、講義形式というイメージで研修を毛嫌いしてしまう人は少なくないものの、いざ受けてみると意外と和気あいあいとしていて打ち解けやすい環境なのです。
まとめ)楽しい瞬間、楽しくない瞬間は、いつも表裏一体!
以上が「【経験者の口コミ】コールセンターの楽しい瞬間、楽しくない瞬間」でしたが、いかがでしたでしょうか?
楽しい瞬間、楽しくない瞬間というのは、実は同じようなもので、ある一つの特徴をどう感じるかというだけかもしれません。
少しでも職場を楽しいものにするための考え方や対処の仕方をたくさん記事にしているので、迷うことや落ち込むことがあれば、他のページをチェックしてみてください。
きっとそこには悩みを解決するためのヒントが載っています。