24時間営業のコールセンターって実はめちゃくちゃ多いです。
深夜勤というと、コンビニや警備員のアルバイトがとにかく有名ですが、はっきり言ってコールセンターと比べたら非常にコスパが悪いです……。
深夜の仕事といえば、私はコンビニも警備員もコールセンターも全て経験がありますが、その中でもコールセンターの楽さは圧倒的でした。
また給与面から考えても、もはやコンビニ等のアルバイトは比べ物になりません。
今回は、普段目にすることのない、深夜のコールセンターがどういった営業をしているのか、またその注意点とともにご紹介していきます。
目次
コールセンター夜勤の業務内容とは?
夜間も受付をしているコールセンターというのは、クレジットカードや携帯電話の紛失時対応、ロードサービス等の交通系のデスクが主です。
クレジットカードを失くしてしまい、悪用を心配して電話をかけてきたお客様の本人確認をしてカード利用停止手続きをしたりというような緊急受付系の業務ですね。
基本的には日中のコールセンターより、ずっと規模は小さいので、イレギュラー判断が必要だったりするような場合は全て日中に引き継ぎます。
また入電のパターンも決まっています。
夜間のコールセンターに複雑な機能を持たせると、応対時間の増加に繋がり、予測入電数を処理するための要員数を計算しづらくなるので、三つか四つ程度の受付タスクを持たせ、あとはわかる範囲で答えていくというようなスタンスです。
コールセンター夜勤は何が楽なのか?
入電数が少ない
夜間にコールセンターに電話しようという人自体がそもそも少ないのに加えて、応対範囲がとても狭いので、受けても日中に引き継いですぐに終わります。ごねられても、日中のコールセンターに引継ぐだけです。
そして入電がない時間は、自由に動き回ったりこそできないものの、隣の人と雑談したりは普通にできます。
社員の人間も、夜間のコールセンターに応答件数等の指標に細かく目標値を設定したりしないので、仕事が遅いとせっつかれることもなく、緩い雰囲気があります。
よっぽど忙しいコールセンターでない限り、対応ごとの空き時間が10分を越えたりすることもざらにあります。
休憩時間が多い
昨今のコールセンターでは、夜勤オペレーターの離職率低下要因である体調管理をサポートする目的で仮眠時間を設定するデスクが増えています。
厳密には、休憩時間を2時間ほど設けて、ご飯を食べた後に仮眠を取れるようにしています。
そのため、警備員やコンビニで夜を通して働き続けるよりも、体調を崩しにくく、ダブルワークにも向いていると言えるでしょう。
日中のオペレーターが全員帰ったら、休憩室の電気も消して、完全に仮眠室モードになったりします(笑)
みんな事情をわかっているので、休憩室で騒ぐ人もいなければ、面倒な人間関係に悩まされる心配もいりません。
私の知っているコールセンターでは、ダブルワークをしていたオペレーターは通常の10分休憩のときに急いでカップ麺を食べて、2時間の休憩時間は全て仮眠に使っていました。
満員電車を避けられる
日中に働いている人とは生活時間が逆転しているため、通勤ラッシュが発生する満員電車を避けることができます。
夜に出勤して、朝に帰れば、電車はいつも空いています。
ジムに寄ってから帰るなら、ジムも人がほとんどいません。
クレーム対応が少ない
コールセンターの夜勤というと、変な人(愉快犯)からの電話が多いというイメージがありますが、実際にはそう多くありません。あっても日中のように大変なイメージは皆無です。
理由としては、
- 限られた人数で運営しているため、多入電を繰り返す不毛顧客はオペレーター判断で切電できるので、向こうから自然に諦める(あるいは容赦なくこちらから電話を切ってしまう)
- 日中と比較すると、そもそも入電母数が明らかに少ない
- まっとうなクレームであったとしても、夜間デスクにはクレーム対応機能を持たせないため、さらっと日中に引き継ぐだけ
となっていて、日中コールセンターのように、クレーム対応に振り回されるということは普通ありません。
フォロー体制の観点から言っても、上司も暇を持て余していることが多いので、万が一手におえないクレームがあったとしても、わりにすぐ引き取ってくれやすいです。
これは私の私見ですが、夜中にクレームをつけようと怒り心頭で電話を手に取ることって、普通に生活している分には、なかなかないように思います。
ダブルワークなら、コールセンター夜勤が最強説
正直に言って、夜勤でダブルワークをするなら、コールセンターが最強です。
まず理由としては、これまでお伝えしたように、
①:仮眠時間が多いこと
②:体力的に疲れる場面が少ないこと
の二点があげられます。
夜勤のダブルワークをする上で、最も避けたいことが体調を崩して、日中の仕事に悪影響を与えてしまうことです。
そういった意味では、身体を休めやすい夜勤のコールセンターは最適ではないでしょうか?
また、夜勤のコールセンターの特徴として、シフト融通がきかせやすいということがあげられます。
いくら人数が少ないといっても、10名以下で回すことはなかなかない(そのためだけにデスク運営すること自体が非効率!)ので、突発的に休まなくてはならなかったときや、体調不良になったときに、どうしても出勤を迫られたり、鬼電がかかってくるということ心配もないでしょう。
どうしてもコンビニや警備員だと、一人いなくなるだけで一大事なので、ダブルワークでも気が抜きにくいのが悩みの種になります。
深夜に働くと、25%の時給UP!
東京のコールセンター派遣社員の時給中央値である1500円を基準に考えれば、夜間は1875円です。どこのコンビニや警備会社がこれだけの時給を出してくれるでしょうか?
午後10時~午前5時までの時間帯は、法律として時給25%UPするように定めているので、これは全てのコールセンターで共通です。
もちろん法律云々という理由もありますが、会社側としてもなかなか知名度の低い夜勤のオペレーター業務の人集めに苦労しているため、離職率を下げる施策に必死なのです。
仮眠時間を設けたり、時給を高めに設定したりして、そうでもしないと、人が辞めてしまいそもそもデスクの運営が成り立たなくなってしまいます。
コンビニや警備員の深夜勤務というのは、ある程度人目に触れるので、放っておいても一定の割合で人が入ってきますが、コールセンターの場合はそうではありません。少しでも人の話題に上るような条件や待遇を作り出して、オペレーター要員確保を狙っているのです。
オペレーターの立場から言って、これだけ業務量が少なく、かつ肉体的に低負荷で、仮眠時間まである仕事というのは、なかなか他にありません。機械的な作業が苦にならないのであれば、夜勤で仕事をしていてコールセンターをチェックしていないこと自体が機会損失と言っても過言ではありません。
生活リズムの調整が大切!
あとは、生活リズムを整えられるかどうかだけです。
時給は問題なし、業務量も問題なし、最後に立ちはだかるのは睡魔のみです。
もちろん、仮眠時間も少しはあるので、まったく夜寝られないというわけではありませんが、やはり人間の本能としては昼間活動して、夜に寝ようとします。それに昼間寝ることが多くなるわけですから、市役所の手続きをはじめとした、昼間にしかできないことはやりにくくなるのも事実です。
結局のところ、時給と業務量に比べて、日常の雑務をてんびんにかけて、それでも自分に向いていると考えられるかが全てだと思います。
でももし、あなたがまだ夜間のコールセンターを経験したことがないなら、一度はチェックしてみるのも良いでしょう。
まとめ)賢く働いて、お金を稼ごう!
以上が「【朗報】コールセンターの夜勤(深夜)はめちゃくちゃ楽だった!」でしたが、いかがでしたでしょうか?
夜勤で最も苦しいのは生活リズムを整えることですが、これさえクリアしてしまえば、こうコスパの待遇があなたを待っています
また、いま別のアルバイト等で夜勤をやっているなら、コールセンターとの条件面を比較してみてください。なかなかこれ以上のアルバイトや派遣の仕事を私は見たことがりません。