どうしても仕事を休みたい!
そういったタイミングは誰にでも訪れます。
ずる休みにしろ、そうでないにしろ
、本人にとっては非常に重要な理由であることは間違いありません。少なくとも、出勤するより優先すべき理由ではあるわけですから。
今回はコールセンターで働いている場合に、どのようにして休めばいいか、そして休むと実際にはどのような影響が出るのかをご紹介していきます。
目次
コールセンターの仕事に疲れてきたのか、なんとなく行きたくない……
コールセンターって、非常に欠勤のことをうるさく言う割には、欠勤者が多い……
ずる休みというわけではないものの、ただただ会社に行きたくない日というのがあります。
子供の頃は、我慢して学校に行かなければいけませんでしたが、私たちももう大人です。行きたくない日には、自分で行かないという選択をすることもできるのです。
ただし、そうは言っても、理由を考えたり、その後の失地回復のことを思うと、それはそれで面倒というのもまた事実です。
さらに、デスク側はやたらと「体調管理」云々というのを持ち出して、欠勤しないように毎日言ってきます。コールセンターは欠勤させないようにスタッフ教育にうるさいです。
なぜなら、コールセンターというのは、究極的にはオペレーターを集めて規定の時間分だけ、電話の前に座らせておけば、それだけでクライアントからお金を請求できるというビジネスモデルだからです。
つまり、オペレーターを休まず、出勤させることがデスク側が抱える最も大きな責任なわけです。
そしてだからこそ、オペレーターが足りなくなる状況を防ぐために、最初から多めのシフトを組んでおくという方法を採用しています。数人程度が休んでも、採算割れしないように、元々人が余るくらいで、出勤人数の調整をしているのです。
これがどういうことかと言うと、オペレーター個人の単位で見ると、どうしても多少行きたくない日に出勤しなくても、他業種ほど会社側に迷惑はかからないということです。
もちろん、他のオペレーターを誘って、10人単位で休んでみんなでディズニーランドに行ったりしたら別ですが、一人が休む分には、大きな不利益が発生することはあり得ません。もちろん特定のオペレーターにしわ寄せがいくということもないです。
会社が欠勤するなと再三アナウンスする割には、やたらと欠勤者が多いというのは、コールセンターの仕組みがそのようになっているからなんですね。
本当にどうしても、どうしても会社に行きたくないという日は、無理せず休んでも構いません。
《女性限定》生理中なら、生理休暇を使う手も!?
コールセンターには、女性向けに生理休暇制度の取得に寛容なデスクが多数あります。
生理休暇とは、女性が生理中に申請することができる休暇制度で、どうしても腹痛がひどかったり、出社することが困難なほど深刻な体調不良の際に利用が可能となっています。証明書や医師の診療書を必要としないため、正直な話、ずる休みをする時にも使うことができます。
制度内容としては、休暇中の給料は出ないものの、欠勤扱いにはならないので、給与査定や契約更新時に不利な材料にならないようになっています。
もちろんモラルの問題もあるので、ずる休みに流用する場合は自己責任ですが、休み申告する際に厳しく追及されることがないので、スムーズに休むことができます。
体調不良で出勤できなくなってしまった時
発熱や腹痛により、どうしてもベッドがから起き上がりたくない時は、会社に行こうか休もうか悩ましいところです。
選択肢としては、他の人に移らないようにマスクなどで対策を取って出勤するか、正直に電話して休ませてもらうかどちらかです。
どちらがいいか?
これはあなたがコールセンターの仕事に求めているものによって判断して構わないでしょう。
もし正社員を目指して、勤怠実績を少しでも高い推移で維持したいなら、多少の無理は押してでも出勤するか、有給休暇の取得をするべきです。コールセンターの昇格制度には、他業種に比べて勤怠の実績が非常に重要視される傾向を持っています。
しかし、別に普通に給料を貰って、なるべく楽をしながら働きたいというふうに考えているんら、迷わず休んで良いでしょう。
コールセンターというのは、ある程度欠勤者を見込んで充足計算を立てているため、あなた一人が休んだとしても、ものすごく困ったりすることはありません。ましてや、ちょっと数日休んだくらいで解雇になったりもしません。要員数が多いことがコールセンターの最も大きな特徴なわけですから、欠勤がしやすいというのは、働いているメリットの一つでもあります。どんどん享受しましょう。
しかし一点だけ注意したいのが、喉風邪や、喉に違和感を感じるような場合です。
無理に出勤して、仕事をすることで余計に喉に負担をかけると、声が出なくなってしまう可能性があります。そうなると、一日や二日休んで仕事に復帰できなくなる可能性が出てきます。
コールセンターというのは、非常に喉が大切な仕事です。話せないオペレーターは業務につくことができませんよね?
つまり、どうしても喉が痛いという日には、我慢して仕事をするより、大事を取って病院に行った方が、中長期的な視点で見るとリスクの回避に繋がります。
ごくまれに、喉の痛みを我慢し続けて、ポリープを抱えてしまったという人もいるので、コールセンターで働く上では、注意してし過ぎるということはありません。
どうしても予定ができたなら、事前に欠勤申告をしておくのがベスト!
ここまで突発休についてお伝えしてきましたが、事前に休みたい日が決まっている場合は、欠勤する旨をデスクに申告しておいた方があまり心証を悪くせずに済みます。
もちろん欠勤扱いになることは変わりませんが、会社側としては代わりの出勤要員を確保する時間が生まれるため、痛手になりにくいのです。また担当者からも嫌な顔をされにくいというメリットもあるため、長く働くつもりなら、突発休になることはなるべく避けた方がいいでしょう。
ちなみに、事前に申告した場合は、他の休日との交換になって、欠勤扱いにならないようにしないかとという提案をしてもらえる可能性もあります。
休むときに注意すべきこと
嘘をつくなら、会社の誰にも本当の理由を明かさないこと
ずる休みをしたなら、会社の中では親しい友達だと思っている人にも、絶対に話してはいけません。例えその人が秘密を洩らさなくとも、隣で聞いた人から広がってしまう可能性もあります。
そして噂というのは、あっと驚く間に会社側に知られてしまうものです。ばれて契約更新時に詰問されるという状況にもなりかねません。嘘をつくなら、最後まで突き通すつもりでつきましょう。
無断欠勤はしないこと
つい会社に電話したときのやりとりが面倒で、無断欠勤したくなる気持ちもわかります。
翌日何食わぬ顔で出勤して、シフトが入っていたなんて知らなかったと言えば、済むのではないか?と期待もしてしまうものです。
しかし、先ほどもお伝えした通り、コールセンターのオペレーター評価では、勤怠が非常に大きなウェイトを占めるため、無断でシフト日に来ないオペレーターがいれば、ちょっとした騒ぎになります。非常にたくさんの不在着信が携帯電話に残ることにもなりますし、翌出勤日には怒られるので、より面倒なことになってしまうので注意が必要です。
家族や他人を休む理由にしない。なるべく簡単な嘘にすること
お腹が痛いとか、めまいがするとか、なるべく嘘をつくときはシンプルなものにしましょう。
設定を作り込んでしまったり、複雑な事情を伝えてしまうと、さらに嘘の上塗りが必要になりますし、自分自身が面倒になってしまいます。
とくに欠勤の理由に他人を登場させてしまうと、あとからその人の話が出たときに、ほころびが生まれやすくなります。
まとめ)コールセンターでの欠勤は自分のキャリアプランに合わせて考えること
以上が「あなたがコールセンターを休みたい時、知っておくべき4つのこと」でしたが、いかがでしたでしょうか?
コールセンターというのは、欠勤することハードルが他業種に比べて非常に低いです。
しかしながら、勤怠実績を非常に重要視するのもコールセンターの特徴です。
矛盾しているようですが、業態モデルが出勤させることを利益発生の基準にしているため、このようなことが実際に起きるようになっています。
しかしながら、正社員へのキャリアップを目指しているなら、体調不良を含む欠勤の履歴は悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。