コールセンターからの転職!

コールセンター就業経験を活かすには、どんな仕事を選べばいい?

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ar130405 / Pixabay

いざ、コールセンターからの転職を考えたとき、重要なのは今までの職務経験を活かした仕事を選ぶことです。

しかし、実際にはコールセンターのオペレーター業務って、どういう仕事に活かすことができるのかは、なかなか難しい問題です。

特に資格が必要なわけでもないし、類似業務と言っても、電話と取る以外には他業種と直接密接な関わりを持つ業務はありません。

では、活かせる仕事は全くないのかというと、実はそうではありません。

一般企業の中には、コールセンターでのオペレーター就業経験を持つ人材を採用するところはたくさんあります。

それでは今回は、そういった企業をいかにして探して、どういうアピールをしていけばいいのかをご紹介していきます。

 

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そもそもコールセンターで得られた経験とは?

特にインバウンド(受信)系のコールセンターと言えば、ただひたすら電話を取っているだけのように感じますが、実際にはそれだけではありません。

電話対応をする中にも、「正しい敬語を使う」、「トーク・マニュアルを覚えて、どのような質問であっても対応できる応用力を磨く」、「クレーマーを相手でも話ができる対応力」、「コンプライアンスを守るための、細かいチェック作業を苦にしないマメさ」などがあります。

 

一見すると、非常に些細なことかもしれませんが、これらのほとんどは実際の一般企業でも当然必要とされる能力です。

コールセンターでしか働いたことがないとつい、テレビドラマで見るような商談をやった経験がないとか、専門業者の手配なんかやったことがないと悲観してしまいがちですが、実はそれほど気にする必要はありません。

もちろん経験者募集の求人への応募は難しいかもしれませんが、専門的な内容であったり、その業界特有の業務オペレーションなどは、ほとんどの人が入社してから初めて体験します。

 

つまり、企業側としては、そういった具体的で特化的な業務の体験有無ではなく、基本業務をどれほどしっかりこなせるのか、という方を重要視します。

というのも、ほとんどの場合、「〇〇という業務が初めから完璧にできる人が欲しい」ではなく、「普通に仕事を任せられる人に入ってもらって、〇〇も覚えてやってもらいたい」というのが企業側の本音だからです。

コールセンターでしか働いたことがないから、経験に乏しいということにはならないのです。

 

前職の経験を活かすとはこういうこと!

コールセンターの経験を活かして、転職するということは、「繋がり」を説明できるかどうかにかかっています。

面接ではよく、「うちでは、〇〇という仕事がよく発生しますが、対応できそうですか?」という質問が出てきます。

未経験だと、「やったことはありませんが、頑張ります」と言いたくなってしましますが、こういった質問が出てきたときにこそ、前職の経験を引き寄せて語るチャンスなのです。

 

正解は、「前職のコールセンターでは××の業務に力を入れて頑張ってきたので、〇〇という業務でもきっと通じるところがあり、同じように成果を出していくことができると思います!」と答えることです。

 

ある意味、コールセンターのオペレーター業務というのは、非常に汎用性の高い仕事です。

どんな仕事をやっていても、マニュアルというのは存在しますし、クレーマー気質の人と会社のルールとの板挟みになったりすることは出てきます。コンプライアンスに厳しくない会社なんて、今の世の中存在しません。

コールセンターというのは、良くも悪くも高度に洗練された業務ルーティンを備えているため、世の中の仕事で必要される基本の型を学ぶことができるのです。

そしてその学んだ型というのは、必ず他の仕事に通じるものがあります。少なくとも、一つは洗練された型を身体で覚えているわけですから、それだけでも大きな強みになります。どういう仕事を選んだとしても、まったくのゼロからのスタートではなく、その学んだ型を基準に発展させていくことができるので、自然と学習進度も早くなっていきます。

 

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営業職、事務職の面接では特に刺さりやすい!

具体的に、どういう仕事が良いのかということですが、コールセンターのオペレーターからの転職における定番はやはり「営業」と「事務」ですね。

オペレーター業務の二つの特徴である、柔軟な対応力と、単純作業をミスなくこなす根気強さからそれぞれ派生しているといっても良いでしょう。

 

また、もしも営業での転職を考えている場合は、あなたがこれまでコールセンターで取り扱っていた商材と、同じジャンルの商材を取り扱っている仕事を探すのがおすすめです。

例えば健康食品のコールセンターにいたなら、食品関係の営業を探した方が見つかりやすく、かつ就業開始後も実力を発揮しやすいからです。

 

資格を取れば、選択肢はさらに増える?

資格を取ることができれば、仕事選びの幅は一気に増えます。

というより30歳を越えると、資格無しでの転職では、給与等の就業条件が転職しても上がらない可能性が高まります。

そのため、もし現時点で具体的な転職先についてのビジョンを持っていないなら、思い切って数カ月ほど資格の勉強に打ち込んでみることも選択肢に入れてみてはどうでしょうか?

 

ほんの一例ですが、宅建やTOEIC(スコア600)は取得難易度が低いのに比べて、雇用受け入れ先が多かったりします。

つまり、今よりも待遇の良い就業先が見つかりやすいのです。

宅建なら不動産営業、TOEICなら英文事務や貿易事務が代表的ですよね。

 

どうせ転職するなら、今よりも良いところで働きたいというのが人情です。

しかしコールセンターというのは、意外と他業種に比べてオペレーター給与が高いため、なかなか無資格の転職では圧倒的な条件アップが望みにくいのも現実です。

もちろん、20代のうちなら話は別ですが、いずれにしても雇用が安定しやすい資格を持っておくのは悪い話ではありません。

 

まとめ)コールセンター経験というのは、業務内容を細分化できるかどうかが鍵!

以上が「コールセンター就業経験を活かすには、どんな仕事を選べばいい?」でしたが、いかがでしたでしょうか?

結論としては、コールセンター経験を活かすには、今まで行ってきた業務を「電話対応」の一言で済ますのではなく、「電話対応」を行うために、どういったスキルや影の努力が必要だったかを自分で掘り起こすことが大切です。

それができれば、どういった仕事を選ぶにしても、基本的な業務内容は網羅できているわけですから、面接でも困ることはないでしょう。

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